ゲームをする子は犯罪者候補?本当に?

秋葉事件から数日たちました。
ていうか、あんまり秋葉事件には関係ないのですが、
こういう事件が起こると、まず先に出てくるのが、
「XXX容疑者の家には大量のゲームが」
とか
「XXX容疑者は大のゲーム好きで」
とかの、「犯罪者=ゲームをしている」という構図が出されます。
そのため、大抵の親は、
「ゲームをすると悪い子になる」
「ゲームをする子は頭が悪い」
「ゲームをさせると犯罪を起こしてしまうかもしれない」
と思い込んでしまってるみたいです。
なんか、ゲームをすると、現実とバーチャルの区別がつかなくなるとかが
一番のうたい文句らしいですが、なんかちょっと違うんでね?と思ったので
書いてみたいと思います。


まず最初に、実際の犯罪者の中で、ゲームをするかしないかで分けた場合、
ゲームをする人のほうが、犯罪者は少ないらしいです。
これは、アメリカの大学の研究でも結果が出ていました。
(リンクわすれたw)


つぎに、ゲームをすると現実とバーチャルの区別がつかなくなるということについてですが、
現実とバーチャルの境目ってなんやねんと言うと、
・やりなおしがきくかどうか
の一言だけだと思います。
もし、その部分だけでもしっかり理解してるのであれば、
ゲームをするという行為は、なんら問題でもないと思います。
ゲームは、さまざまな世界を見せてくれます。
・やってはいけないこと
・やると人に喜ばれること
・やってはいけないことをした後の結末
・やると人に喜ばれることをした後の充実感
いまどきのゲームは、ほとんどの登場人物が、今の現実よりも人情に厚いものが多いので、
ある意味、学校の道徳よりも勉強になるのではないでしょうか?w
ただ、シチュエーションが極端すぎて、
さすがに現実の厳しさはみにつかないので、
たまには、現実に揉まれるのも大切だと思います。
実質的にゲームが犯罪者に与えるものとしては、
「手段」だけかなと思っています。
探偵ものが好きな人は、トリックについて詳しくなるだろうし、
スパイ系のが好きな人は、武器とかについて詳しくなるだろうし、
さまざまだと思います。


じゃあ、どうやったら、うちの子は犯罪者にならないのぉぉぉぉ
っていう人がいると思うのですが、
ぶっちゃけ、親にできるのは、口をすっぱくして
犯罪は絶対にしてはいけないということを言うということぐらいじゃないでしょうか。
まあ、いわゆる刷り込みっちゅうものですね。
犯罪を起こす寸前に理性が働きかけます。
おそらく、一番に効果が高いです。
少なくとも僕はされましたw
これをされていない人は、犯罪者になる確率が高いと思います。
現在、恵まれた生活をおくっていればよいのですが、
もし、どんぞこにまで落ちたとき、理性が弱いと、
犯罪者として覚醒してしまう可能性があります。


結論として、ゲームをしている子が犯罪者になるのではなく、
手段が固定されてしまうほど、視野が狭く、
やってはいけないことがわからないほど、親が放任しており、
世間の厳しさがわからないほど、世間慣れをしていない人が
犯罪者になりやすいのではないでしょうか。
必ずしも、ゲームをやっていないことがプラスではありません。